上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
これは僕が18の頃の、エロ漫画にまつわるちょっといい話です。
(またエロ漫画の話かよ…)



高校を卒業した春、大学に車で通うことになったので、
慌てて運転免許の「合宿教習」に参加することになりました。

地元から結構離れた教習所。(黒磯)

さくっと合格して帰れれば問題なかったのですが、
まさかのドヘタぶりだった僕は、9回ぐらい乗りこすというひどい展開に。
(だからイカ川の運転はアレだったのか…今まで乗せた人ごめんね)
普通の人ができるということができないってのは、とても悔しいですね。

合宿だから家でこっそり練習ということもできず、
延長料金もかかるし、入学式が迫ってるし、
同期の人はどんどん進んでいるし、友達らしい友達も出来ず、
悲しくてベッドで声を殺して泣き出す始末。


そんなある日、またハンコを押してもらえず肩を落としてベッドに戻ろうとしたら、
「不良っぽい人たち5人ぐらい」が地べたに座ってダラダラとだべっていました。

合宿教習には、なぜか不良っぽい人が多い。

(うわぁ…)
当時僕は不良っぽい人達(だいたい集団でいる)がかなり苦手でした。

まぁ無視してベッドに戻ろうとしたわけですが、
よほど彼らが暇だったのか(合宿教習はすこぶる暇です)

「実技? どうだったよ?」と一人が絡んできました。


普通ならビビってしまうところなのですが、
そのときは孤独のあまり人に話しかけらたことが嬉しかったのか、僕は

「ダメでした…うぇwうぇww」とニヤニヤしながら
進んで彼らに近づいていったのです。



みんないい人でした。

彼らはバイクの免許で、出身も年齢もバラバラでしたが、
みんなため口でつるんでいました。
彼らもまた「乗り越し組」だったのです。

やっぱり、教官に暴言を吐いたり、
怖い感じの洋楽(笑)をラジカセで大音量でかけたり、
今までの女の武勇伝を話したりしてて、もれなく不良だったけど、
乗り越し同士のシンパシーもあり、今までにないあだ名をつけられ仲良くなりました。

不良に対する偏見はだいぶ消えました。
まさか彼らが合格した日、心から祝福し抱き合うことになろうとは。






と、ここまでは古い日記でもちょろっと書きましたが、ここからが本題。





相変わらずダラダラしてたある日、一人がエロ漫画雑誌を貸してくれました。


彼らは暇な合宿教習中、エロ本の貸し借りをしていたのです。
会話はいつも9割方下ネタで、オナニー時の姿勢や場所まで語り合った仲です。
抵抗はありません。

雑誌は覚えていませんが、小さかったような…MUJINか?
その時出会った「ゼロの者」さんのギラついた絵柄は今も脳裏に焼きついています。


そして、彼らがまた「エロ本は写真と漫画(2次元とか3次元とは言わない)
どっちがいいか」というしょうもない会話をしている横で
読み始めた僕の耳に、

その彼の言葉が入ってきました。



「漫画の方がよくねぇ? だってストーリーがあるじゃん。」



(だってストーリーがあるじゃん…あるじゃん…じゃん…じゃん……)




そう、さんざんSEXしているであろう不良青年(17)、
しかし、彼が望むのは、ストーリーだったのです。


あれから4年以上たちました。もう彼の名前も覚えておりません。

でも、彼の口から自然に漏れたあの純真無垢な言葉を思い返すたびに、

僕はエロ漫画の存在意義について、深く考えてしまうのでした。





ちょっといい話、おしまい。
スポンサーサイト
Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。